葉酸サプリと厚生労働省

妊娠中の積極的な摂取が推奨されている「葉酸」。
お腹の赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素の一つです。

これまで各国において、妊娠中の葉酸の摂取の重要性が唱えられてきました。
そして2000年、日本でも厚生労働省により、妊娠を希望する女性に対して葉酸の摂取を推奨する事がガイドラインとして出され、母子手帳にも記載が始まったのです。

そこで今回は、厚生労働省が推奨する葉酸について詳しくご紹介しましょう。

Contents

厚生労働省による妊娠中の葉酸摂取のガイドライン

日本では、これまで妊娠中の葉酸の摂取はあまり重要視されていませんでした。
厚生労働省がガイドラインによって、妊娠を希望する女性に対しての葉酸の摂取を推奨するようになったのには、いくつかの理由があります。

・欧米を中心とした諸外国の研究で、葉酸の摂取が神経管閉鎖障害のリスクを低減する事が報告された
・日本と同じく神経管閉鎖障害の発症率が低い中国南部の研究においても、欧米の研究と同様の結果が報告された
・近年日本において神経管閉鎖障害の発症が増加している

葉酸には、細胞分裂を助ける働きがあります。
妊娠初期にしっかりと摂取する事で、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを約70%低減する事が分かっているのです。

また、葉酸には「天然葉酸」と「合成葉酸」の2種類が存在しますが、厚生労働省が推奨しているのは吸収率の高さから「合成葉酸」。
妊娠を希望する女性には、1日400μgの葉酸の摂取が推奨されています。

厚生労働省が推奨している葉酸とは?

厚生労働省が推奨している葉酸とは

厚生労働省が推奨している葉酸は、サプリメントの合成葉酸を1日あたりの400μg摂ることです。
特に妊娠初期は不足しないように、推奨量の葉酸摂取が十分に摂れるものを選ばない意味がありません。

では、厚生労働省が推奨する葉酸サプリメントについて詳しく見ていきましょう。

厚生労働省が葉酸サプリメントを推奨する理由

水溶性ビタミンの仲間である葉酸は性質上、水洗いや加熱調理によって多くが壊れてしまいます。
また、食品に元々含まれている「ポリグルタミン酸型葉酸」の体内吸収率は約50%と高くありません。

ですから、食品だけでは妊娠中に必要な葉酸を十分に摂る事は難しいのです。
一方、サプリメントに配合されている「モノグルタミン酸型葉酸」は、吸収率が約90%と高いのが特徴。

これが、厚生労働省が食品よりもサプリメントからの葉酸の摂取を推奨している理由です。
ただし、サプリメントの中にも食品と同じ「ポリグルタミン酸型葉酸」を使用しているものもありますから、しっかりと確認をしましょう。

その他、葉酸の働きを助ける作用のあるビタミンや、妊娠中に必要なその他ビタミン・ミネラルがバランスよく配合されているのもサプリメントならではの特徴です。

厚生労働省推奨の合成葉酸の特徴は?

厚生労働省が推奨する「モノグルタミン酸型葉酸」は、「合成葉酸」とも呼ばれています。
先程もお話したように、合成葉酸の特徴は吸収率が高い事。

妊娠を希望する女性に推奨されている1日400μgの葉酸の摂取も、「合成葉酸」なら簡単に出来るのです。
「合成」と聞くと身体に悪そうなイメージを持つ人もいる事でしょう。

確かに合成葉酸の中には身体に悪い物も存在します。
コストを抑えるために石油系の原料を使用した合成葉酸は、妊娠中の摂取はオススメ出来ません。

しかし、食品などの天然のものから抽出した原料を素に作られた合成葉酸は、安全性も吸収率も高く理想的と言えます。
妊娠中は、そのような天然由来の合成葉酸を使用した葉酸サプリを選びましょう。

厚生労働省が推奨する妊娠中の葉酸サプリの1日の摂取量は?

妊娠中の葉酸サプリの1日の摂取量

厚生労働省が推奨している妊娠中の葉酸摂取量は、時期によっても少し異なります。

時期 1日の葉酸推奨量
妊娠前・妊活中 400μg
妊娠初期 400μg
妊娠中期~後期 240μg
授乳期 100μg

これは、通常の食事に加えて、サプリメント等で補うべきとされている量です。
ですから、毎日のバランスの取れた食事も欠かさないようにしましょう。

厚生労働省は妊婦は葉酸をいつまで摂取すべきと言っている?

妊婦は葉酸をいつまで摂取すべきか

お腹の赤ちゃんのためにと葉酸を摂取していた人は、出産するとサプリメントをやめてしまう人も多いようです。
しかし、厚生労働省は産後の授乳期までの推奨量をガイドラインに記載しています。

葉酸は胎児である時期だけではなく、乳児期に母乳を介して摂る事で、赤ちゃんの身体や脳の発達をサポートしてくれるのです。
また、ママの身体は、産後約1年をかけて戻ると言われています。

産後も葉酸を摂り続ける事は、ママの身体の回復にも良いでしょう。
ですから、少なくとも産後の授乳期が終わるまでは葉酸を摂取すべきと言えるでしょう。

葉酸を過剰摂取すると?

葉酸を過剰摂取

厚生労働省は、葉酸摂取量は1日の上限摂取量を1mg(1000μg)としています。
葉酸は水溶性ビタミンですから、体内に蓄積する事がほとんど出来ません。

ですから、通常の食生活だけでは、葉酸の過剰摂取の心配は無いでしょう。
しかし、葉酸サプリメントは吸収率が高いため要注意です。

一度に飲み過ぎれば、過剰摂取になる危険性もあります。
葉酸を過剰摂取し続けた場合に引き起こされるのが「葉酸過敏症」です。

不眠症状や呼吸障害、発熱、蕁麻疹、発疹などの症状を引き起こします。
また、妊娠中期以降の葉酸の過剰摂取は、胎児の喘息のリスクを高めるというオーストラリアの研究報告もあるのです。

葉酸の過剰摂取は、ママだけでなく、赤ちゃんの身体にも影響を及ぼします。
サプリは、葉酸の上限摂取量である1日1000μgを超えないように、用量を守って飲みましょう。

葉酸サプリと厚生労働省のまとめ

葉酸サプリと厚生労働省のまとめ

厚生労働省は、妊娠を希望している女性や妊娠中の女性に対して、積極的な葉酸の摂取を推奨しています。
妊娠初期にしっかりと葉酸を摂る事で、胎児の神経管閉鎖障害などの先天性奇形のリスクを低減出来るからです。

しかし、食品に含まれる葉酸の吸収率が低く、毎日の食事だけでは十分な量の葉酸を摂る事は難しいでしょう。
そこで、厚生労働省が推奨しているのが吸収率が高い葉酸サプリメントです。

しかし、デリケートな妊娠中には、安全性の高いサプリを選ぶ事が大切。
毎日のバランスの取れた食事に葉酸サプリを加え、しっかりと葉酸を摂りましょう。

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