葉酸の活性型

葉酸は、野菜の葉っぱから発見されたので「葉酸」という名前ですが、ビタミンBの一種です。
葉酸を含む食品は、レバーや緑黄色野菜など多くの食品に含まれます。

しかし、熱や水に弱く、調理過程で破壊されてしまう性質があります。
よって、葉酸はサプリメントからの補給が望ましい栄養素と言えます。

葉酸は赤ちゃんの神経管障害が減るため、妊婦さんは積極的に葉酸サプリを摂っている方が多いと思います。
妊婦はもちろんのこと、葉酸は赤血球やDNA核酸の合成に重要な働きをします。

そのため、不足すると、細胞分裂や造血に支障が出てしまうのです。
そして、今回は葉酸サプリのあまり知られていないお話し「未活性型の葉酸」と「活性型葉酸」についてご紹介していきましょう。

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未活性型の葉酸とは?

サプリメントの葉酸の原料は、「未活性型の葉酸(folic acid)」と、「活性型の葉酸(folate)」に分かれます。
ほうれん草など食品に含まれるのが、「天然葉酸」または「folate」とされています。

そして、サプリなどの未活性型の葉酸は「人工葉酸」または「folic acid」としています。
日本で流通している葉酸サプリのほぼ90%以上が、Folic Acid(未活性型葉酸)です。

しかし、葉酸サプリが原因の健康被害報告はまだありません。
必ずしも天然の方が良いという事はなく、食品にもfolic acidが含まれている物もあるのです。

未活性型の葉酸は効果がない体質の人がいる

未活性型の葉酸は、体内で活性型の葉酸に変換されます。
この時必要になるのが「MTHFR」という酵素です。

日本人(アジア人)では、遺伝的にMTHFR酵素の活性が悪い人が多く、46%がMTHFR遺伝子変異がある事が分かっています。
MTHFR不活性の人は、未活性型の葉酸(folic acid)を、活性型に変換するのが難しいのです。

MTHFR不活性の人が「未活性型葉酸(folic acid)サプリ」を一生懸命からだに取り入れても、変換出来なかった葉酸が体内に貯まり、活性化葉酸の働きも邪魔されてしまう事があります。

このように理論上は「未活性型葉酸」が問題になるとされています。
しかし、現段階ではまだ健康に悪影響な報告はありません。

活性型の葉酸とは?

活性型の葉酸とは

緑黄色野菜などに多く含まれる葉酸は、体内でテトラヒドロ葉酸という成分に変化します。
吸収後、テトラヒドロ葉酸に変換される事で、葉酸は始めて体内で働き出す事ができ、これを活性型葉酸と言います。

しかし、過度のアルコールの摂取は、葉酸の吸収を妨げ、肝機能を低下させる性質があります。
妊娠中の女性の飲酒は絶対に良くありません。

しかし、妊活中に男性が葉酸サプリを摂っているのであれば、気を付けなければいけません。
さらに、この活性型葉酸は抗がん剤やリウマチの治療薬、また妊娠中絶薬の治療薬としも利用されています。

葉酸サプリは活性型の葉酸が有効に働く

葉酸サプリは、妊活開始の1~3カ月前から超妊娠初期を迎える1ヶ月前までに摂る事が最も大切な時期です。
体内に入ってからの吸収を良くするためには、吸収率が90%ある合成葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)をオススメします。

厚生労働省も、妊活から妊娠中は野菜中心の食生活に加えて、葉酸サプリ利用して合成葉酸を摂る事を推奨しています。

葉酸とビタミンB12は共に働き活性化する

葉酸とビタミンB12は共に働き活性化する

葉酸は、代謝や細胞分裂に深く関わっていて、DNAの合成や再生に関わる働きをしています。
また、血液(赤血球)を合成する働きがあり、別名「造血ビタミン」とも呼ばれています。

その他に、ホモシステインをメチオニンに変換する働きもしており、アルツハイマーの予防にも効果的なのです。
そして、葉酸はビタミンB12と共に、血液を作り出す働きやDNAの合成、ホモシステインの濃度を下げる働きをしています。

ビタミンB12には、葉酸の吸収を助ける働きがあり、いつも協力関係にあります。
葉酸とビタミンB12は、DNAの形成や造血作用・ホモシステインの分解など、良く似た働きがあるのです。

ビタミンB12が不足すると?

ビタミンB12が不足すると

妊婦がビタミンB12が欠乏すると、胎児も貧血状態になる危険性があります。
お腹の赤ちゃんに栄養や酸素を運ぶのは血液です。

血液が足りないと、お腹の赤ちゃんが栄養不足や酸欠状態に陥ってしまう危険性があります。
そして、めまい・立ちくらみ・手足の痺れなど、鉄分が不足して起こる貧血と同じような症状が現れます。

葉酸とビタミンB12は、協力して働く栄養素ですから、一緒に摂ると効率的です。
妊娠中に摂るのなら、食べ物や、別々のサプリから摂るよりも、ビタミンB12が配合された葉酸サプリを1本飲み続けていくと良いです。

MTHFR遺伝子検査で「未活性型の葉酸」を活性葉酸に変換できる体質かチェック

MTHFR遺伝子検査で「未活性型の葉酸」を活性葉酸に変換できる体質かチェック

日本で販売されている葉酸サプリは、ほとんど未活性型葉酸です。
では、自分が未活性型葉酸を活性葉酸に変換出来る体質かどうかはどうすれば分かるのでしょうか?

それは「MTHFR遺伝子検査」で簡単に分かります。
「葉酸代謝遺伝子検査キット」を申し込むと、検査キットが送られるので、2週間ほどで検査結果が分かります。

例えば、遺伝子がTT型の人は、食事内容が同じでも血中の葉酸濃度が低く、ホモシステイン濃度が高い事が分かっています。
CT型、TT型の人は、食事に気を付ける、そして活性型葉酸サプリで補充を心がけると良いでしょう。

遺伝子による病気のリスクは、食事によって軽減出来るので、一度チェックしてみると良いと思います。

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葉酸の未活性型と活性型のまとめ

葉酸の未活性型と活性型のまとめ

葉酸は、我々の正常な神経機能を維持する働きや、エネルギー代謝にも関わっており、健康の維持に欠かせない大切な栄養素です。
葉酸をサプリで摂るには、身体への吸収率など拘って選びたいですよね。

葉酸などのビタミンB配合のサプリを摂る場合は、遺伝子検査を行い、自己の遺伝子を把握しておく事も必要なのです。
そして、MTHFR遺伝子異常の場合には、非活性型葉酸(folic acid)の摂取量に気を付けなければなりません。

妊活中から妊娠中は葉酸サプリを正しく摂取して、健康的なマタニティライフを送りましょう。

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葉酸サプリを検討している方は、参考にしてください。

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