トマトに含まれる葉酸量とその他の栄養素とは？

妊娠中は酸味があるものが食べたくなり、トマトは妊婦さんに人気の食品です。
トマトは妊娠中に必要な葉酸を含み、嬉しい健康効果が期待出来るために注目されています。

今回は、妊娠中の方にオススメなトマトの葉酸量や健康効果についてチェックしていきましょう。

妊娠中はトマトから葉酸がいっぱい摂れる？

妊娠中は、なるべく食品からも多くの葉酸を摂取したいですよね。
妊娠中に葉酸を摂取すると、先天性の危険やダウン症自閉症といったリスクを減らす事が出来ます。

では、何となく葉酸が多く含まれていそうなトマトは、どれぐらいの葉酸含有量なのでしょうか？
トマト1個あたりの葉酸含有量は44μg、ミニトマトは5個で35μgです。

食品に含まれる葉酸は天然葉酸のため、水や熱に弱く洗ったりひ火で調理すると、葉酸の含有量が減ってしまいます。
ですから、なるべく食品から葉酸を取る場合には、生で摂取した方が効果的なのです。

そして、トマトは生でも食べやすいので、妊娠中に積極的に摂ると良いでしょう。
ただし、トマトは冷やして食べると、お腹が冷えて卵巣機能も冷えてしまうので、気を付けなければなりません。

1日にトマトを食べるなら、1個までニコプチトマトなら10個程度にしておきましょう。

トマトの葉酸量とその他の栄養素とは？

トマトに含まれる葉酸以外の有効的な栄養素はリコピンです。
トマトに配合されているリコピンは抗酸化作用があり、妊娠中に摂ると 代謝が良くなるのです。

特に妊活中は体内に溜まった活性酸素を除去して、生殖機能を高めてくれます。
そのため、妊娠力をアップにも役立ちます。

また、トマトに含まれるクエン酸は、つわりの吐き気、頭痛、腹痛といった症状を和らげてくれる効果があるのです。

妊娠中はトマトだけで必要な葉酸を十分に摂れる？

トマトは野菜の中でも葉酸を多く含みます。
しかし、どんなに葉酸が多く含まれた食品でも、妊娠中に1日の推奨量を毎日摂取するのは大変です。

もし何十個トマトを食べたとしても、食品の葉酸は天然葉酸なので、約半分は体内に吸収されません。
厚生労働省によると、食品から摂取出来る天然葉酸は水に溶けやすく、加熱に弱いため、含有量の全ては摂れないと説明しています。

それだけでなく、トマトをはじめとする食品からの天然葉酸は、約半分しか体内に吸収がされないのです。
厚生労働省が摂取を推奨しているのは、葉酸サプリメントの合成葉酸なのです。　

合成葉酸は吸収率が90%もあり、確実に摂取量を摂り入れられる事がメリットです。
そして、葉酸は体のリズムを高めるビタミンとなっています。
そのため、相性が良いビタミンB12が配合された葉酸サプリがより効果的です。

トマトなどの葉酸を含む食べ物も食べながら、妊娠中に必要な量の葉酸を葉酸サプリメントから摂取していく方法が最も良いでしょう。

妊娠中にトマトを食べ過ぎると葉酸の過剰摂取になる？

妊娠中に積極的に摂りたい葉酸も、あまりに多く取り過ぎてしまうと逆効果になります。
早産や流産のリスクを高めてしまうのです。
　
厚生労働省が発表している妊婦の1日の葉酸上限量は1000μg。
ですから、トマトを20個以上食べなければ過剰摂取とならないので、そこまで心配する必要はありません。

食品に含まれる葉酸は、天然葉酸のため吸収率があまりよくありません。
食べ物だけで葉酸の過剰摂取になる事はないのです。

ただし、葉酸サプリメントは非常に吸収率が良く、葉酸含有量が高いと言えます。
多めに飲むと、過剰摂取になるので気を付けましょう。

トマトに含まれるビタミンAは植物性のビタミンAなので、過剰摂取の心配はありません。

トマトと葉酸のまとめ

トマトは葉酸やその他の栄養素を豊富に含む素晴らしい食品です。
しかし、食品から摂取出来る天然葉酸は、水に溶けやすくそして加熱にも弱いと言えます。

そのため、実際は約半分しか体内に吸収されないというデメリットがあります。
そして、トマトなどの食品に含まれる天然葉酸が効果的かどうかの科学的根拠まだありません。

ですから、トマトから必要な葉酸量を全て摂る事は難しいのです。
妊娠中はしっかり葉酸を摂るためにも、葉酸サプリメントを併用していく事が最も効率的と言えます。

当サイトでは、管理人が実際に利用した葉酸サプリを紹介しています。
葉酸サプリを検討している方は、参考にしてください。