葉酸は流産防止に効果がある？

妊娠中の女性は、誰もが元気な赤ちゃんを出産したいと望んでいます。
しかし、現代は高齢出産が増えていることから、流産の発生率も増加傾向にあります。

統計では、約15%の割合で流産が発生すると言われているのです。
では、流産はどうすれば防止する事が出来るのでしょうか？

実は妊婦の定番の栄養素である葉酸は、流産防止に効果的だと言われています。
では、早速検証してみましょう。

葉酸と流産の関係

流産には、妊娠12週未満までに起こる「初期流産」と、12週から22週未満までに起こる「後期流産」があります。
葉酸の働きと関係があるのは、初期流産です。

では、葉酸と流産の関係について詳しく見ていきましょう。

葉酸は流産の確率を下げる？

葉酸の働きと関わりがある「初期流産」の原因のほとんどは、赤ちゃんの染色体異常や先天性奇形だと言われています。
葉酸には、細胞分裂をサポートしDNAが正しくコピーされるのを助ける働きがあるのです。

妊娠初期に葉酸を積極的に摂取する事は、受精卵や胎児の染色体異常や先天性奇形のリスクを低減します。
それにより、初期流産の確率を下げると考えられるのです。

葉酸は流産防止に効果がある？

葉酸には血液を作り出す働きがあります。
良質な血液がたっぷりと作られる事により、お腹の赤ちゃんに必要な栄養素や酸素が行き届くのです。

また、冷え性も流産の原因の一つとされています。
葉酸の造血作用により血流が良くなる事で、ママの身体の冷えを防止する事が出来るのです。

このように、葉酸は正常な妊娠の継続に効果的な栄養素の一つ。
流産の防止にも効果が期待出来るでしょう。

流産後も葉酸を飲み続けるべき？

流産を経験すると、もうお腹に赤ちゃんはいないのだから、葉酸を取る必要はないと思ってしまいます。
流産を経験した後も、続けて飲み続けることは、辛いかもしれません。

しかし、妊娠を望むのであれば、葉酸を飲み続けて、からだのバランスを回復させて、次の妊娠への準備をする必要があります。
流産後は女性ホルモンのバランスが崩れやすく、不正出血や月経不順、無排卵などのホルモン不調が現れます。

これらのホルモンバランスを改善させるため、流産後はまずは心身共にゆっくり休んで、葉酸のホルモン分泌を改善させる作用が、大いな助けをしてくれるでしょう。
そして、流産後に葉酸を摂ると、子宮内膜を早めに整えてフカフカの状態にさせて、次の妊娠をスムーズにしてくれます。

葉酸で流産予防できる理由

葉酸は摂取し続ける事により、子宮内膜を強くするので、受精卵が外に出てしまうのを防ぐ事が出来るのです。
そして、流産の原因のひとつに、神経管の障害がありますが、葉酸には、神経管の障害が発生する危険性を減らす働きもあります。

葉酸を摂取していても、流産してしまうケースもありますが、葉酸を必要量摂取することは、母体のプラスになる事は間違いありません。
流産を防ぐためには、葉酸を摂る他に、タバコやお酒をやめたり、カフェインの大量摂取に気を付ける必要があります。

そして、お腹の赤ちゃんがリラックスするためにも、母体も普段からストレスがなく、健康的な生活を心がけましょう。

流産した後に飲みたい葉酸サプリメント

流産後は、しばらくは身体が疲れて弱っている状態ですから、身体を正常に回復させる葉酸サプリを選ぶようにしましょう。
例えば、葉酸単体ではなく、ビタミンやミネラルなど、マルチビタミンが取れるものが理想的です。

葉酸は、ビタミンE、カルシウム、鉄分、ビタミンC、ビタミンB12、などの相互作用が期待出来るからです。
そして、流産後の子宮内膜を元気に回復させるため、無添加で質の良い天然サプリを選ぶと良いでしょう。

流産手術された場合は、子宮内膜が薄くなっています。
そのため、出産しやすい厚い子宮内膜にするには、血液を増やして、ホルモンバランスを整える必要があります。

葉酸サプリは今後の妊娠に左右しますので、価格よりも安全性を重視して、決めましょう。

葉酸と流産防止のまとめ

胎児が葉酸を最も必要にする時期は妊娠初期であるため、流産防止のために、妊活中から葉酸サプリを摂るのがオススメです。
流産のリスクを低下させるためには、喫煙、アルコール、カフェインの摂取も控えて、ストレスのない健康的な生活を送るように心がけましょう。

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葉酸サプリで悩んでいる方は、参考にしてみてください。