葉酸と聞くと、ほうれん草など葉物野菜に多く含まれているのをイメージしますよね。
しかし実は、節約野菜でもお馴染みのもやしにも葉酸が含まれているのです。
年中値段の変動がなく、最も手軽に購入しやすい野菜ではないでしょうか。
そんな野菜から栄養が摂取出来るとなると、家計にも優しくて嬉しいものですよね。
しかし、もやしの葉酸含有量はどのくらいなのでしょうか。
あまり多く含まれているイメージはありませんが、1日の摂取目安量と比べてどの程度なのか気になります。
また、「もやし」と一口に言っても色々な種類があり、それぞれで栄養価も異なるのです。
そこで今回は、もやしの葉酸含有量と、種類ごとに異なるという事をご紹介していきましょう。
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葉酸の含有量はもやし1袋でどのくらい?
葉酸のもやし1袋あたりの含有量はどのくらいなのかというと、一般的な緑豆タイプで30μgほどです。
1袋あたり200g入りが多いものですから、丸々食べたとしても60μgとなります。
レタスやブロッコリーでも100gあたり100μg以上の葉酸が含まれますので、かなり少ない印象ですね。
もやしだけで1日の摂取目安量に到達するのは、現実的には厳しそうです。
含有量こそ少ないものの、少しでも含んでいる事には間違いありません。
葉酸の摂取をメインに考えずに、補助的にもやしを取り入れていくのが良いでしょう。
葉酸は食事から摂取するのが難しい
葉酸を摂取する時、出来れば食事から摂りたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、現実的には食事だけから1日の摂取目安量である400μgを摂るのは、かなり厳しいのです。
レバー類はかなりの葉酸含有量がありますが、ビタミンAの過剰摂取に繋がるので妊娠初期の女性は多く食べられません。
もやしは数ある野菜の中でも葉酸含有量が少ないので、別の食材やサプリメント等で補う必要があります。
食事から摂取するのであれば、毎日かなりの量の野菜を食べなくてはならないので、お金もかかってしまいますよね。
その点サプリメントなら比較的安価で購入出来るため、安定的な葉酸摂取には欠かせないものなのです。
葉酸の含有量はもやしの種類ごとに異なる
葉酸の含有量はそれぞれの野菜によって異なりますが、実はもやしも種類によって異なるのです。
お店などを見てみると、もやしは主に3種類が並んでいると思います。
一番ポピュラーで安価な緑豆タイプ、そして色が少し濃いめの黒豆タイプ、最後が豆の粒が大きめで食べ応えのある大豆タイプです。
葉酸以外にも種類ごとに栄養素の含有量が全く異なるので、購入するときの参考にしてもらえればと思います。
今まで緑豆もやししか購入した事のなかった人も、葉酸を意識した食事を心がけるなら他の種類も試してみてください。
では、最も葉酸含有量の多いもやしはどの種類なのか、見ていきましょう。
最も葉酸の含有量が多いもやしは?
緑豆、黒豆、大豆の3種類のもやしの中で、最も葉酸の含有量が多いのは大豆タイプ。
シャキシャキした歯ごたえが特徴で、ビビンバのナムルなどに使われているものです。
大豆もやしには1袋200gあたり170μgの葉酸が含まれており、緑豆の3倍近くになります。
ここまで含有量に差があると、葉酸を摂取したいときは緑豆ではなく大豆を購入したくなりますよね。
大豆もやしは炒め物だけではなくてスープや鍋物と相性がいいので、他の野菜などと一緒にとる機会が多くなります。
そのため、自ずと葉酸を野菜から摂取しやすくなっていくのですね。
ちなみに1袋あたりの葉酸含有量として緑豆は60μg、黒豆は100μgとなっています。
これらと比べると、大豆の場合はダントツの含有量である事がわかりますね。
葉酸をもやし以外で効率的に摂るには?
葉酸を摂取する際にリスクなく取り入れるには、もやしなどの野菜を食べながらサプリメントを服用するのが最適です。
お水で飲むだけで1日に必要な葉酸が摂取出来るので、それだけでもやし7袋分くらいになってしまいます。
また毎日続けやすいといったメリットもあり、サプリメントは多くの女性たちの味方となっているのです。
もちろん、サプリを飲んでいて、もやしなどの野菜を併せて食べていても過剰摂取になる事はないので安心してくださいね。
葉酸は、1日に1000μgまでなら体に影響を及ぼす事はありません。
そのためサプリメントを飲みながら補助的に摂取していくために、もやしを適量取り入れるのが良さそうです。
少しでも効率的に摂取が出来るように、工夫をしていきたいですね。
葉酸以外にもやしは栄養があるの?
一見栄養があまりなさそうなもやしですが、葉酸以外に体に良い成分は含まれているのでしょうか。
3種類の中では、葉酸含有量が一番多い大豆タイプが一番栄養価が優れています。
もやしにはほんの少しの量ではありますが、ビタミンCや食物繊維が含まれているのです。
ビタミンC含有量は黒豆タイプが一番多く、その他の栄養素は大豆タイプが2倍くらい多く含みます。
もやしだけでは1日に必要な栄養素を補う事は出来ませんが、少しでも葉酸などを多くとりたい場合には大豆タイプを食べましょう。
緑豆タイプなどより少し値段は高くなりますが、食べ応えもあるので満足度は高いのです。
葉酸以外に注目すべきはこの栄養素!
葉酸以外に注目すべき成分は、疲れを取る作用のあるアスパラギン酸です。
アスパラギン酸はアスパラガスに含まれる滋養成分ですが、何ともやしにも含まれているんですね。
しかも、大豆タイプならアスパラガスの2倍の含有量なので、野菜の中でもかなり多い部類に入ります。
疲れた時はサッと調理出来るので、葉酸摂取の目的以外にももやしは重宝しますね。
また、少量ですが精神安定作用のあるGABAも含まれており、もやしには葉酸以外にも注目したい栄養素があります。
少しずつでも体に良い成分が含まれているので、もやしは積極的に取り入れていきたい食材ですね。
葉酸ともやしのまとめ
もやしの葉酸含有量と、種類ごとに異なるという事をご紹介してきました。
もやしは主に3種類あって、その中でも特に含有量が多いのが大豆タイプです。
葉酸を含む食物繊維などの栄養素が、他の種類の2倍ほど多く含まれています。
しかし、そんな大豆もやしでも、なかなか1日の摂取目安量はクリアできません。
そんな時は葉酸のサプリメントで効率的に摂取しながら、食事で補うようにしていきましょう。
もやしは葉酸の摂取が目的でなくても、疲労回復効果の期待出来るアスパラギン酸が野菜の中でも特に多いのです。
栄養が無さそうだと思われがちですが、実は目立たないながらも体に良い野菜という事が分かりました。
家計に優しく調理も簡単なので、どんどん食卓に加えていきましょう。
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