妊娠中に葉酸を摂ると妊婦は喘息になりやすい？

妊娠中に必要な栄養素の一つである葉酸。
そんな葉酸サプリを飲むと、胎児が喘息になってしまうという話を聞いた事がある方も多いでしょう。

葉酸サプリを飲むと胎児が喘息になってしまうのでしょうか。
今回は、葉酸と喘息について記載していきます。

妊娠後期に葉酸を摂ると小児喘息になると言われる理由は？

妊娠後期に葉酸サプリを摂取すると、胎児が喘息になってしまうと言う噂がネット上でもあります。
結論から言えば、それは母親が葉酸サプリを1日の1000μg以上過剰摂取した場合に、子供が喘息になってしまうと言う研究データがあるという事です。

つまり、過剰摂取をしなければ、子供が喘息になる事はありません。

オーストラリアの研究結果のデータ

妊娠中に葉酸を摂取すると、子供が喘息になってしまうという噂が出たのは、オーストラリアの研究データによるものです。
オーストラリアの研究データによると、母親が妊娠後期に1日1000μg以上の葉酸サプリを摂取し続けた結果、子供が喘息になるリスクが10%上がるという研究データが発表されました。

そのため、基本的に葉酸サプリを必要摂取量だけ摂取していれば、子供が喘息になる事はありません。
つまり、葉酸サプリは過剰摂取しなければ、子供が喘息になるリスクはないのです。

妊娠前から妊婦初期は葉酸の必要性が高い

なぜ、ここまで妊娠中に葉酸の摂取が推奨されているのかと言うと、妊娠初期は胎児の形成が行われるため、先天性リスクを予防するためです。
葉酸サプリに含まれる合成葉酸は、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを予防する事が出来ます。

そのため、世界中で妊婦さんに葉酸の必要性が推奨されているのです。
特に妊娠初期は胎児の形成がされる時期で臓器が作られたり、多くの細胞分裂が行われる大切な時期になります。

そのため、葉酸を摂取すると細胞分裂を正常に促して、染色体異常を防止してくれる事が出来るので効果的です。

授乳中に葉酸の摂取で喘息に？

授乳期に葉酸の摂取をしなければ喘息になるという事は、まだ証明されていません。
喘息になるのかは分かりませんが、授乳期の葉酸摂取は非常に重要です。

葉酸は授乳中まで飲み続ける事で、胎児の貧血を予防したり、早産や流産のリスクを軽減してくれるのです。
そして、産後の身体の回復をサポートしたり、母乳の質や量を高めるなどの効果が期待出来ます。

妊婦が喘息にならないための葉酸サプリの摂取方法

基本的に、妊娠中に葉酸を一日1000μg以上を摂取しなければ、過剰摂取とならずに子供が喘息になるリスクはありません。
そのため、妊娠後期に葉酸サプリを飲んでも、必要摂取量を守れば子供が喘息になる心配はないと言えます。

葉酸は食品にも多く含まれます。
しかし、食べ物に含まれる葉酸は天然葉酸のため、体への吸収率が50%しかありません。

食べ物の天然葉酸だけで葉酸過剰摂取になる心配はないのです。
しっかりと必要量を摂取するには、吸収率の高い葉酸サプリをオススメしています。

しかし、葉酸サプリメントは必要以上に飲んでしまうと、喘息だけでなく、吐き気、頭痛、また早産や流産のリスクも高まってしまうので気を付けましょう。

喘息のリスクが指摘される葉酸はいつまで摂取して良いの？

葉酸の摂取が特に必要な時期がいつまでかと言うと、妊娠前から妊娠3カ月までと言われています。
それ以降も胎児の生育を促す、胎児の貧血を予防する、産後の子宮回復を促す、母乳の質や量を高めるなどの効果が期待出来る多め、一定量の葉酸摂取が推奨されています。

葉酸の過剰摂取は喘息のリスクだけでなく、その他の健康に悪影響を及ぼす危険性が高まります。
そのため、摂り過ぎに気を付けて摂取しましょう。

葉酸と喘息のまとめ

葉酸を摂取すると、子供が喘息になりやすいという噂があります。
それはあくまでも、母親が葉酸サプリを1日1000μg以上過剰摂取し続けた場合に起こるという事です。

そのため、1日の摂取目安量400μgをしっかり守っていれば、それが原因で子供が喘息になる事はありません。
妊娠中は多くの葉酸を必要としますので、食事の他に葉酸サプリを併用してしっかり摂取していきましょう。

当サイトでは、オススメの葉酸サプリを紹介しています。
管理人も実際に利用した葉酸サプリなので、検討している方は参考にしてください。