葉酸はうつ病の予防に効果的？

妊婦の健康や出産のために、様々な効果が知られる葉酸の働き。
最近の研究では、葉酸がうつ病の症状など、心の乱れを改善する効果あるとして最注目を集めています。

うつ病は、長い間、気分が落ち込んだ状態が続いて、睡眠障害や意欲の低下など様々な症状を引き起こす病気です。
現在のうつ病患者は、糖尿病患者よりも多いのです。

よって、誰もが早くからうつ病への予防・対策をとっておく必要があります。
うつ病の原因はひとつではありませんが、葉酸がうつに効果があると言われています。

そこで今回は、葉酸はうつ病にどのように関わるかについてご紹介致します。

うつ病の予防に役立つビタミン「葉酸」とは？

葉酸には、DNAの生成や貧血の改善、健康な皮膚を保つ、代謝を良くするなど、様々な働きがあります。
妊娠前や妊婦の方に必要な栄養素ですが、うつなどの精神面にも注目を浴びています。

葉酸はビタミンMとも呼ばれていますが、具体的にどのように精神面に影響するのかを見ていきましょう。

うつ病の原因とは？

通常は、気持ちの落ち込みや憂鬱な気分になったとしても、数日間のうちに回復していきます。
しかし、原因が解決しても落ち込んだ状態が続いて、長期に渡り強い憂鬱感がある場合は、うつ病を発症している可能性があるのです。

うつ病の直接的な原因については明確には分かっていません。
しかし、脳の神経伝達物質が上手く働かなくなる事は分かっています。

また、ストレスや病気、環境の変化など様々な出来事が重なり、引き起こされると考えられています。
性格によっても、うつ病を発症しやすい傾向にあるようです。

うつ病になると、日常生活や社会生活に支障をきたす事もあるのです。

葉酸はうつ病にどのように働くのか？

葉酸サプリは妊娠中の人が摂取するものというイメージがあります。
しかし、葉酸はうつ病患者にも役立つ事が分かってきました。

うつ病患者の血液を調べると、健康の人と比べて25%葉酸値が低い事が分かったのです。
葉酸には造血効果があり、たっぷりの血液が作られて、体が温まりホルモンバランスを正常化する効果があります。

ストレスを多く感じたり、不安を抱えている人は、葉酸を摂取する事で自律神経が整い、ホルモンバランスが整えられて、ストレスが解消される事も分かっているのです。
うつ病患者に葉酸を摂取してもらうと葉酸のストレス解消効果により、うつ病が緩和されると分かってきました。

葉酸は天然のビタミンB群のため、継続的に摂取する事によってストレス緩和、精神的不安を緩和させてくれます。
うつ病患者にオススメのサプリメントと言えます。

葉酸の量をしっかり摂るとうつになりにくい

葉酸は食品にも多く含まれており、特に緑黄色野菜、海藻類、大豆製品に多く含まれています。
日頃から食生活のバランスが悪く、脂質や糖質が多い生活をしている方、アルコールやタバコの摂取が多い方は、体に活性酸素が溜まり、栄養不足になっている可能性が高いのです。

すると、栄養不足になるため、代謝が悪くなりホルモンバランスが崩れてしまう事が分かっています。
ストレスを多く感じると、ホルモンバランスが崩れてうつ病になってしまうのです。

栄養不足やストレスを多く感じている人は、血液中の葉酸量が少ない傾向にある事が分かっています。
葉酸を定期的に摂取すると体に多くの栄養素が行き渡るようになり、ホルモンバランスが整ってうつ病が改善改善されていくのです。

葉酸は男女共にうつ病を改善する

うつ病患者は、男女関係なく葉酸を摂取する事で、その症状が改善される事が分かっています。
葉酸サプリを摂取する事で体の巡りが良くなって、ホルモンバランスが整いうつが改善されていくのです。

女性の場合は、ホルモンバランスが崩れていると生理不順になり、正常な排卵が行われなくなります。
葉酸サプリを摂取していくとホルモンバランスが整って、生理不順も解決し、自律神経も整いうつ病も改善されていくでしょう。

男性の場合はホルモンバランスが崩れていると自律神経が崩れて、うつ病になってしまう方が多いのです。
葉酸を摂取しているとしっかり血流に良い栄養素が行き渡るため、ホルモンバランスが整いうつ病を改善されていきます。

葉酸はその他のビタミンB群と同時に摂取する事で、その効果を発揮します。
出来ればビタミンB6ビタミンB12を配合された葉酸サプリを選ぶようにしましょう。

NHK「あさイチ」放送の「食事でうつ病の改善」の内容

日本人の20人に1人は掛かるといううつ病を、食事で改善するという方法が紹介されました。
これまで、うつ病の治療は、薬と休養が最も有効だと考えられてきました。

しかし、実際には抗うつ薬が効かない患者が3割もいて、長期的な闘病生活を送っています。
そして最近、最新栄養学に基づいたうつ病を改善する食事が注目を集めてるのです。

重度のうつ病患者が最後に訪れる場所とも言われる精神疾患専門の高度医療センターによると、栄養指導によって、症状が改善したというケースが続出しています。
スタジオには精神科医の功刀浩さんが登場されて、糖尿病などの生活習慣病は、「食生活が原因という事が昔から分かっていたが、食事が脳にも影響するという事がだんだん分かってきた」と語っていました。

うつ病を改善するビタミンB群とは？

基本的にビタミンB群は血流をアップして新陳代謝を高めて、うつ病を改善してくれる力があります。
葉酸もビタミンB群ですが、その他ビタミンB6とビタミンB12も同時に摂取すると、体にたっぷりの血流が流れて、ホルモンバランスが整い、うつ病が改善される事は分かっているのです。

うつ病を患っている人は、常に緊張状態にある副交感神経が働いて、ホルモンバランスが崩れているのです。
葉酸を摂取する事で交感神経が落ち着き、副交感神経が働いて、自律神経が整ってくるでしょう。

結果的にホルモンバランスが整うため、緊張感がなくなり、うつ病もだんだんと改善されるという事です。
葉酸はビタミンB6とビタミンB12を一緒に摂取する事で、造血効果、ストレス解消効果、うつ病改善に力を発揮します。

そのため、マルチビタミン的なサプリを選んだ方がより効果的と言えるでしょう。

うつ対策のための葉酸の摂取方法

うつ病対策のために葉酸を摂取するには、二つの方法があります。
まず一つは、食品に含まれる葉酸を摂取する事です。

緑黄色野菜、大豆製品、海藻類には多くの葉酸が含まれています。
うつ病に悩まされている方は、色の濃い野菜や納豆、豆腐、わかめ、こんぶ、ひじきといったものを多く摂取しましょう。

ただし、食品に含まれる葉酸は天然葉酸のため、吸収率が50%しかないというデメリットがあります。
妊娠中や妊活中の方には、吸収率が90%もある合成葉酸のサプリメントが推奨されているのです。

基本的に日本で販売されているほとんどのサプリメントは合成葉酸になります。
ですから、食品よりもサプリの方が葉酸は摂取しやすいので、うつ病予防の方のためにもサプリから中心に摂取するようにしましょう。

厚生労働省によると男女の一日に必要な葉酸摂取目安量は240μgです。
妊活中や妊娠中は480μgとなり、2倍の量が必要となります。

ただし、1日1000μg以上摂取すると過剰摂取となり、副作用のような症状が現れる事があるので気を付けてください。

うつ病を予防するために葉酸サプリを利用しよう！

食品に含まれる葉酸サプリは、体内で50%しか吸収されません。
しかし、葉酸サプリは合成葉酸のため、体内で90%以上しっかり確実に摂取する事が出来ます。

そのため、うつ病患者の方は定期的に葉酸を摂取するため、葉酸サプリメントを中心に利用していきましょう。
葉酸サプリメント選びは、なるべく添加物が少ない無添加、オーガニック系のものを選ぶと良いのです。

低価格のものは、添加物や保存料、着色料が多く含まれています。
長く摂取すると体への負担になり、吐き気や頭痛を引き起こす可能性もあるのです。

そのため、なるべく無添加のものを選んで、しっかりとうつ病を予防していきましょう。

葉酸とうつ病のまとめ

うつ病は意欲の低下の他、便秘や不眠など身体にも様々な影響が出てきます。
うつ病の予防には、まずはリフレッシュや趣味の時間も大切にして規則正しい食生活を送るようにしてみてください。

今でこそ、葉酸は妊娠・妊活時に必須ビタミンと言われています。
しかし、それ以外にも、葉酸は人間の精神面の色々な機能のサポートに関連している事が分かっています。

今後は葉酸の有効性が専門家や研究機関によって立証されていくのでしょう。
精神的に不安定な自覚がある方は、葉酸を始めとしたビタミンB群を積極的に摂取していきましょう。

当サイトでは、管理人も実際に利用した葉酸サプリを紹介しています。
葉酸サプリを検討している方は、参考にしてください。