妊娠中は、葉酸を普段よりも多めに摂取する必要があります。
しかし、どのように取り入れたら良いのか迷ってしまいますよね。
妊娠中に関わらずバナナは身近な果物で、手軽に食べやすい所が魅力的です。
実はそんなバナナに、妊娠中に必要な葉酸が含まれているのをご存知でしょうか。
また、葉酸だけではなく、妊娠中にぜひ摂取したい栄養素も含まれているのでオススメなのです。
そして、バナナにどれだけの葉酸が含まれているのか、妊娠中に必要な量を摂取するにはどうすれば良いのかも気になりますよね。
そこで今回は、妊娠中にはバナナがオススメという事で、1本あたりの葉酸含有量と栄養素について詳しくご紹介していきます。
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妊娠中は葉酸を含むバナナがオススメ
妊娠中はつわりで食欲が低下したり、逆に何か食べないと落ち着かなかったり食事の面で苦労する人が多いものです。
そんな時に、おやつ代わりや食事代わりに食べられる果物として最適なのがバナナと言えます。
年中スーパーやコンビニなどで購入する事ができ、さらに安価で買える所が嬉しいですよね。
バナナには妊娠中に摂取したい葉酸が含まれているので、ぜひ積極的に食べていきたい所です。
葉酸を妊娠前から妊娠初期の時期に摂取しておく事で、お腹の赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを低下させる事が出来ます。
また、妊娠・授乳期においてはビタミンB12と合わさる事で赤血球を作る働きがあるので、妊娠中に悩まされる事の多い貧血予防にも効果的です。
葉酸は妊娠中に摂取する事で、母子ともに健康をサポートしてくれる栄養素。
そんな葉酸の摂取には、バナナがとても手軽でオススメと言えます。
バナナ1本あたりの葉酸含有量とは?
バナナは大体の人が1度に1本程度の量を食べますが、1本あたりの葉酸含有量はどのくらいなのでしょうか。
バナナから十分な葉酸が摂取出来るのかという点も、気になるポイントですよね。
バナナは一般的なサイズで1本がおよそ85gほどになりますが、この場合の葉酸含有量は22μgとなっています。
妊娠初期に摂取したい葉酸は1日400μgですから、バナナ1本の22μgというのは少ない事が分かります。
例え1日に10本のバナナを食べたとしても、1日に必要な葉酸摂取目安量には足りないのです。
また、バナナのように食べ物から体に取り入れる葉酸は体に吸収されにくく、50%程しか栄養素を取り入れる事が出来ないという特徴があります。
バナナだけで十分な葉酸を摂取する事は、正直なところ難しいのが現状です。
あくまでも栄養素を摂取する上でメインとして考えず、補助的な位置付けで考えるのがオススメでしょう。
バナナは葉酸以外にも妊娠中に良い栄養素が豊富
バナナには葉酸だけではなく、他にも妊娠中に取り入れたい栄養素が多く含まれています。
そのため、決して葉酸だけを目的としなくても、他の栄養素もバランスよく取り入れる事が出来るのです。
妊娠中には赤ちゃんの健康ももちろん大切ですが、お母さんの体調も変わりやすい時期とも言えます。
つわりや便秘、貧血や免疫力の低下など色々な面で健康に不安を抱えやすい妊娠中だからこそ、バナナを食べて乗り切りたいものですね。
では、バナナには妊娠中に役立つどんな栄養素が含まれているのかというと、主に3つの栄養素が挙げられます。
妊娠中に起こりやすい体調面でのトラブルとともに、バナナに含まれている葉酸以外の栄養素について見ていきましょう。
ビタミンB6
バナナには葉酸の他にビタミンB6が含まれています。
これは妊娠初期に多く見られるつわりの症状を和らげる効果が期待出来ます。
残念ながらつわりの原因は未だ不明なので、100%ビタミンB6によって改善されるとは言い切れません。
しかし、つわりにおける様々な研究が行われており、ビタミンB6を十分摂取した妊婦はつわりが起こりにくかったという結果が出ています。
現につわりで点滴をする際は、ビタミンB6を入れていきます。
これはビタミンB6がつわりの時に起こる、アミノ酸のトリプトファン代謝が狂うのを予防してくれる作用があるためです。
妊娠中は普段のビタミンB6摂取目安量1.2mgに加えて、さらに0.2mgを多く摂る必要があります。
バナナには1本あたりビタミンB6が0.32mg含まれているので、妊娠中に多く摂取する分を補うのに最適になります。
ビタミンC
妊娠中に関わらず、1日の摂取目安量に届かない事が多い栄養素がビタミンCです。
ビタミンCは、鉄分の吸収を高めたり妊娠中に低下しやすい免疫力を高める作用、そして抗酸化作用があります。
ビタミンCの1日の摂取目安量は85〜100mgです。
しかし、実際は多くの女性が60mg程度しか摂取出来ていません。
バナナには1本あたり14mgのビタミンCが含まれています。
少しでも多くビタミンCを摂取したい場合にはバナナを食べましょう。
ビタミンCと鉄分、葉酸を合わせる事で貧血予防にもなり、妊娠中にかかりやすい風邪などにも対抗する事が出来ます。
また、妊娠中はストレスも感じやすいので、ビタミンCは欠かせない栄養素と言えるでしょう。
カリウム
妊娠中に多くの人が悩まされるのが、顔や脚などのむくみでしょう。
塩分の過剰摂取などで起こりやすく、妊娠中は特に妊娠高血圧症候群を引き起こしたり、危険な状態になりやすいのが特徴です。
しかし、外食などをして、少し塩分を摂り過ぎてしまったという事もたまにはあると思います。
そんな時にバナナのカリウムが活躍してくれて、尿と一緒に体内の余分な塩分を排出してくれる作用があるのです。
妊娠中にむくみやすい体質の人は、バナナを食べる事でカリウムを摂取出来ます。
バナナには、1本あたり310mgのカリウムが含まれています。
しかし、バナナは生のまま食べられるため、葉酸などの栄養分が流れにくいのが特徴です。
葉酸をはじめ、栄養素を壊す事なく食べられるのがバナナの魅力と言えます。
葉酸が必要な妊娠中のバナナの食べ方
バナナから葉酸や他の栄養素を取り入れるには、どのような食べ方が適しているのでしょうか。
バナナと言えば、手で皮を剥くだけで簡単に生のまま食べられるという手軽さが嬉しいものです。
葉酸は水溶性ビタミンなので、熱に弱く水に流れやすい特徴があります。
そのため、生のままの食べ方が一番、葉酸などの栄養素を壊さずに体に取り入れる事が出来るのです。
つわりの時は冷蔵庫で皮のまま冷やしてから食べるようにすると、常温よりも食べやすいかもしれませんね。
また、冷蔵庫で冷やす事で皮が急速に黒くなるのも防ぐ事が出来るので、妊娠中は活用してみてください。
妊娠中にバナナの食べ過ぎは良くない
妊娠中に良い葉酸などの栄養素が含まれているバナナですが、食べ過ぎるとなると話は別になります。
バナナはその甘い味から想像がつくように、カロリーが高い果物のひとつです。
バナナ1本でご飯半分、食パン半分の量と同じカロリーなので、食べ過ぎるとあっという間に太ってしまいます。
妊娠中は特に体重制限が厳しいので、バナナを毎日のように2〜3本食べ過ぎている人は要注意なのです。
また、バナナは果糖を豊富に含むので、食べ過ぎると糖質過多になって妊娠糖尿病を引き起こすリスクが高くなります。
妊娠糖尿病になるとお腹の赤ちゃんにも悪影響があるので、バナナに限らず果物の食べ過ぎには注意しましょう。
また、バナナは南の国の食べ物なので、特徴として体を冷やす作用があります。
妊娠中に冷えは大敵なので、バナナの食べ過ぎには気を付けたいですね。
葉酸はバナナだけでは足りない?サプリで補おう
厚生労働省は、妊娠初期に葉酸を1日400μg摂取する事を推奨しています。
しかし、実はなかなかこの量を食べ物から取り入れるのは大変なのです。
バナナですら、葉酸含有量は1本あたり22μgしかありません。
摂取目安量に届かせようと思ったら、気が遠くなるような量のバナナを食べなくてはいけないのです。
そんな時に効率的に十分な葉酸を摂取する最適な方法が、葉酸サプリの活用でしょう。
オススメのベルタの葉酸サプリには、1日に必要な葉酸400μgとビタミンやミネラルなどの栄養素がバランスよく含まれています。
また、つわりの時はバナナですら受け付けないという人も多いでしょう。
ベルタの葉酸サプリなどは、砕いてヨーグルトなどに混ぜて食べても吸収率は変わりません。
葉酸はバナナだけでは十分な量が摂取出来ないだけでなく、食べ物から摂取する葉酸は吸収率が悪いのが特徴です。
その点ベルタの葉酸サプリに含まれる合成葉酸は、吸収率が85~90%と高くなっています。
葉酸をしっかり摂取したいなら、葉酸サプリをメインにしてバナナなどで補うのが良いでしょう。
葉酸とバナナのまとめ
妊娠中にはバナナがオススメという事で、1本あたりの葉酸含有量と栄養素についてご紹介してきました。
バナナには葉酸が1本あたり22μg含まれており、他にもビタミンB6やC、カリウムなど妊娠中に必要な栄養素が含まれています。
バナナは妊娠中の体に良い作用をもたらします。
しかし、カロリーや糖質が高いので食べ過ぎには注意が必要です。
妊娠初期に必要な葉酸は1日400μgと量が多いため、バナナだけでは補う事が出来ません。
そのような時に便利なのがベルタなどの葉酸サプリで、葉酸とその他の栄養素をバランス良く摂取出来ます。
また、小粒で飲みやすいので、つわりに悩んでいる妊婦も安心です。
葉酸はバナナとサプリを併用しながら、効率的に摂取して母子の健康をサポートしていきましょう。
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